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体重30キロ減少も…地元男性、2年かけ天王山登頂1千回達成

天王山登頂1000回を達成した登さん(京都府大山崎町・天王山)
天王山登頂1000回を達成した登さん(京都府大山崎町・天王山)

 京都府大山崎町大山崎の物品販売業、登俊朗(のぼるとしあき)さん(57)が天王山(標高270メートル)への登頂千回を達成した。住民団体の実施している登頂企画に挑戦し、ほぼ毎日欠かさず登山を続けた。時には1日に複数回挑戦して2年余りで大台に到達した。「大きな目標だった。展望台からの景色や動植物を撮影するのが楽しみになった」と喜ぶ。

 登さんは大阪市出身で、3歳から大山崎町で育った。1993年5月に交通事故で右足を脱臼骨折し、半年以上の寝たきり生活を送った。歩けるようになったが、当初は思うように体が動かせなかったという。

 事故後の運動不足を解消するため、2016年からウオーキングを始め、たまたま登った天王山の魅力に引きつけられた。中でも、八合目の旗立松の展望台から一面に広がる景色の美しさにとりこになった。

 町の住民団体「天王山をまもる会」が17年4月から始めた、登頂を50回達成するごとに記念グラスをもらえる企画に挑戦し、登頂回数が一気に加速した。朝焼け、深夜の夜景など1日平均2回は登頂した。多いときには4回登ったこともあり、「やるなら最初に達成して記念グラスをもらいたくて」と話す。

 18年3月に達成した500回登頂でいったんは満足したが、「きりのええとこまでいこう」と上を目指した。今年8月10日午前5時、夏の朝焼けが登さんの快挙を祝ってくれた。同会によると、これまで50回達成記念グラスの受賞者は27人。うち20人分が登さんという。

 大台を達成後、足の痛みはさらに増したが登山は続ける。体重は事故後より30キロ以上も減った。「天王山は魅力がたくさんある。大山崎のみなさんに月1回でも登って景色を見てみてほしい」とほほ笑む。

【 2019年09月11日 14時00分 】

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  • 天王山登頂1000回を達成した登さん(京都府大山崎町・天王山)
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