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研究者有期雇用「互いに競うべきだ」 京大iPS研副所長

iPS細胞の研究の最前線を解説する江藤教授(大津市浜町)
iPS細胞の研究の最前線を解説する江藤教授(大津市浜町)

 京都大iPS細胞研究所副所長の江藤浩之教授が20日、大津市内で講演し、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った血小板製剤による再生医療や創薬の可能性などを語った。また、1月に発覚した同研究所の助教による論文不正について「研究者は競争にさらされるべきだ。不正するかは別問題」と持論を述べた。

 江藤教授は、患者数が少ないため製薬会社が参入しにくい希少難病の治療法の開発に、大学が当たることの重要性を指摘。自身が研究しているiPS細胞由来の血小板製剤についても、国内でわずかにいる血小板の病気の患者への適用を目指していると説明した。

 質疑応答では会場から、同研究所での論文不正について、研究者の雇用が期限付きである状況との関連を尋ねる質問があった。江藤教授は「私たちは皆、任期制。世間やほかの大学の目にさられる中、互いに鍛えるべき」と答え、「不正をする人は潜在的にいる。(発覚したときの)対応が大事」と述べた。

 講演会は、大津商工会議所が主催した。

【 2018年02月20日 23時14分 】

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