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「選手守る監督」惜しむ声も 退任の布部前サンガ監督

<記者席コラム>サンガ考

 京都サンガの歴史で今後、この人の名はどのように語られるのだろうか。成績不振で監督退任が発表された、布部陽功さんだ。

 誠実な人だった。こちらの無遠慮な質問に対しても、丁寧に答えてもらった。記者側の要望を受け入れ、昨季は週2日ほどあった練習の非公開が、今季途中から週1日に減った。「記事でチームを強くしてほしいんです」と、熱い口調で言われた。

 ただ、サンガの天皇杯優勝メンバーだった前任の石丸清隆監督に比べ、京都にゆかりが乏しく知名度もない。サポーターに支持されにくかったのは事実だろう。

 4日にチーム内で退任が説明され、涙を流す選手もいたという。主将の染谷は「いつも選手を守ってくれる監督だった」と語った。

 今季は、責任を取らざるを得ない成績だった。それでも、若手を積極的に起用したチームづくりは、サンガの将来につながるはずだ。確かな足跡を残し、青年監督は去った。

【 2018年05月13日 08時41分 】

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