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W杯8強の夢、後輩に託す サッカー元日本代表・松井選手

「日本代表は一戦ごとに総力を高めている。ベスト8に勝ち進んでほしい」と期待する元日本代表の松井選手(横浜市・横浜FC LEOCトレーニングセンター)
「日本代表は一戦ごとに総力を高めている。ベスト8に勝ち進んでほしい」と期待する元日本代表の松井選手(横浜市・横浜FC LEOCトレーニングセンター)

 サッカーワールドカップ(W杯)で自分たちが果たせなかった8強入りを、2010年南アフリカ大会日本代表の松井大輔選手(37)=J2横浜FC、京都市山科区出身=が、ロシア大会で戦っている後輩たちに託している。初の準々決勝進出を懸けたベルギー戦(日本時間3日未明)を前に京都新聞の取材に応じ、「気持ちが引き締まったチーム状態だと思う。何とかベスト8に勝ち進んでほしい」と期待を込めた。

 京都サンガでプロデビューした松井選手は京都出身者で初めてのW杯代表。南ア大会は全4試合に先発出場した。日本は2勝1敗で決勝トーナメントに進み、1回戦でパラグアイに0-0の末、PK戦で敗退した。

 1次リーグ最終戦でデンマークに3-1と快勝し、松井選手は「どこかチームに油断や慢心が生まれた」と当時を振り返る。3戦とも先発選手が固定され、疲労も蓄積されていたという。だが、今大会の日本は「自分たちの時とは状況が違う」と感じている。

 ポーランドとの第3戦は先発を6人入れ替え、0-1で負けながら1次リーグを突破した。「(敗戦で)選手は気持ちが引き締まっているはず。先発を入れ替え、体力的にもフレッシュな状況。いい形で迎えられる」と、実力を発揮しやすい状態だと強調する。

 大会直前の成績不振から巻き返すなど8年前と重なる部分もある。「南ア大会のチームとは監督も戦い方も違うが、勝ちたいという気持ちの強さは同じ」と話す。

 京滋出身の宇佐美貴史選手(26)=長岡京市出身、乾貴士選手(30)=野洲高出=にもエールを送る。「宇佐美はポーランド戦でシュートも放ち、いい動きを見せた。乾はゴールを決めてドリブルも鋭い。次の試合で真価が問われる」。自身と同じく、欧州のクラブで鍛えてきたテクニシャン2人に注目する。

 ベルギーは世界トップクラスの攻撃陣を誇る。「ボールを持たれて押し込まれる場面があると思う。我慢強く戦って、ベスト8に進んでほしい」。日本サッカー未踏のステージへの道が開ける瞬間を待ち望んでいる。

【 2018年07月02日 12時10分 】

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