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W杯、悔しさと経験糧に4年後へ 京都・滋賀ゆかり選手の恩師

 「日本のサッカーを示した」「4年後へ再スタートを」。サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会で、日本はベルギーに惜敗し初の8強入りはならなかった。代表に名を連ねた京都と滋賀ゆかりの乾貴士(30)=野洲高出、滋賀県近江八幡市出身=、宇佐美貴史(26)=京都府長岡京市出身=、東口順昭(32)=洛南高-新潟経営大出=の3選手の恩師や関係者からは、健闘をたたえる声と感謝の言葉が続いた。

 乾選手の野洲高時代の恩師山本佳司総監督(54)は「日本は短期間で一体感のあるチームをつくった。乾や柴崎、香川のようなショートパスのコンビネーションは、日本人の戦い方を示した」と拍手を送った。

 敗戦後、ピッチで涙を流した教え子を見て「負けた悔しさはもちろん、大会直前のけがで微妙な状態から代表に選んでもらった責任感や恩返しの気持ちが強かったのだろう」と思いやった。全試合出場と2ゴールの大活躍に、「小柄で出場選手の中でも最軽量の選手が結果を残し、日本の子どもたちに勇気を与えてくれた」と敬意を表した。

 1次リーグのポーランド戦で先発した宇佐美選手を長岡京サッカースポーツ少年団で指導した小嶋重毅コーチ(57)は、「いつ出番があっても力を出せるようにスタンバイし、ピッチでも頑張ってくれた。経験を糧に4年後に向けて再スタートしてほしい」。控えGKの東口選手を洛南高で指導した増井誠徳さん(70)は「W杯に帯同したのは大きな体験になったはず。今後は所属チームで頑張ってほしい」とねぎらった。

 京都府サッカー協会の村山義彰会長(66)は「代表はこれから、若い世代に変わるだろう。京都にも有望な選手がおり、次のW杯や東京五輪で選ばれることを期待したい」と願った。初戦のコロンビア戦を現地で観戦した滋賀県サッカー協会の森津陽太郎会長(69)は、乾選手の活躍に触れ、「滋賀の育成から、ここまで開花してくれた。子どもたちにとって励みになる」と喜んだ。

【 2018年07月04日 08時48分 】

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