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サンガ、あえてサッカーなしのプログラム 子供向け教室に注目

ADコースのスクールで楽しく笑顔で汗を流す子どもたち
ADコースのスクールで楽しく笑顔で汗を流す子どもたち

 京都サンガFCは、ジュニア期に必要な運動スキルを発達させることを目的とした教室「アスレティック・ディベロップメント・コース(ADコース)」を今年から始めた。プロのサッカークラブによる、あえてサッカーのトレーニングを行わないプログラムが注目を集めている。

 ADコースは、小学1~3年生を対象に、毎週月曜夕方にサンガタウン城陽フットサルコートで開かれている。4月に開講し、約40人が参加している。走る・跳ぶ・捕る・投げる・蹴る・転ぶ・バランスをとる、などスポーツの基礎となるスキルを、風船や一輪車などを使いながら楽しく学べるようなプログラムとなっている。現在は40人の定員のうち、時間帯によって、空き待ちとなるほどの人気という。

 ADコースの発足に携わった京都サンガFC育成部の水口涼太アスレティックトレーナーは「現代では子供たちが外遊びをする機会が減る一方で、早く競技に専門的に取り組む傾向もある。成長するにつれて運動に偏りが出てスキルが追い付かず、逆にパフォーマンスが低下してしまうことがある」と話す。

 ADコースでは、走る、ジャンプするなどの「移動」、投げる、打つなどの「物体操作」、体を巧みに動かす、バランスをとるなどの「身体操作」の3つの要素をバランスよく向上させることを意識しているという。

 また、体をコントロールするだけでなく「車でいうエンジンにあたるエネルギー系を養うために、ダッシュを行うなど、楽しいだけでなく息が上がるような運動も取り入れている」と話す。

 9月24日にはADコースの体験イベントがあり、約120人が参加し盛り上がった。水口氏は「サッカークラブのプログラムだが、他の競技をしている子も歓迎。例えば週1回野球をやっている子がADコースに参加してもらえれば、週2回活動できることになる。運動の多様性を高めることに役立ててもらえれば」と話している。

【 2018年10月11日 16時24分 】

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