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大学4年で開花、努力でプロへ DeNA1位指名の上茶谷

全国高校野球選手権京都大会2回戦の福知山成美戦で先発した京都学園高の上茶谷(2014年7月、わかさスタジアム京都)
全国高校野球選手権京都大会2回戦の福知山成美戦で先発した京都学園高の上茶谷(2014年7月、わかさスタジアム京都)

 「ストイックに努力する選手だった」。25日のプロ野球ドラフトでDeNAから1位指名を受けた上茶谷大河投手(22)=東洋大=の京都学園高校時代の姿を、恩師やチームメートは口をそろえる。高校時代は無名だったが、けがの間も黙々と練習に打ち込んだ。強豪の東洋大でも努力を怠らず、プロへの挑戦状を手にした。

 中学時代は目立った選手ではなかった。同高硬式野球部の堂弘監督(49)が最初に投球を見た印象は「癖のない、バランスがいい投球フォームだった」。1年秋に公式戦で初登板し、2年夏は初戦の木津に0-1で敗れた。秋季府大会で2次戦2回戦まで進んだ後、右ひじを痛めて手術した。チームメートだった田積一平さん(22)=京都市山科区=は「明るく、弱気なところを見せなかった。背中で引っ張る選手だった」。ぎりぎりで間に合った3年夏も2回戦で福知山成美に2-8で完敗し、甲子園には届かなかった。

 ここからの努力が上茶谷投手の真骨頂だった。堂監督は「覚えているのは3年の冬。めちゃくちゃ練習していた」。引退した3年生は自主参加だが、上茶谷投手は早朝から長時間、黙々と練習に取り組み、後輩の指導役も担った。大西庸平コーチ(31)は「最後の300メートルの全力走にも参加していた」と振り返る。

 大学でも練習で手を抜かなかった。2年冬の血行障害による手術も乗り越え、4年で才能が開花。堂監督は大学の指導陣から「『練習をやめろ』と言われるまでずっとやっている」と聞いたという。

 恩師には無料通信アプリLINE(ライン)で試合結果を報告している。23日、東都大学リーグで4季連続優勝を逃した後は「(大学野球を)引退してもしっかり練習します」とプロへの決意が込められていた。堂弘監督は「努力する選手なので、プロでもっと伸びるはず」と期待し、同部の堂統部長(52)は「自分が納得する結果を出してほしい」とエールを送る。

【 2018年10月26日 13時50分 】

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