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最新の五輪艇寄贈 同志社大ボート部OB会         

寄贈したオリンピックチャレンジ艇に乗る桜間選手(左端)を励ます同志社艇友会の新井会長(中央)=大津市・同志社大ボート部艇庫
寄贈したオリンピックチャレンジ艇に乗る桜間選手(左端)を励ます同志社艇友会の新井会長(中央)=大津市・同志社大ボート部艇庫

 同志社大ボート部のOB組織が、東京五輪を狙う後輩部員を支えようと、1人乗りの「オリンピックチャレンジ艇」を寄贈した。これまでは軽量級用の中古艇しかなく、会員に寄付を募り外国製の最新モデルを購入。今冬に始まる日本代表選考会で使うことになり、半世紀前のメキシコ五輪に出場したOBらは「2020年東京五輪につなげて」と期待を寄せている。

 昨夏の全日本大学選手権男子シングルスカルで、同部の桜間達也選手(21)=京都市右京区=が初優勝を飾った。乗っていたのは部が10数年前に購入した中古艇。軽量級(体重72・5キロ以下)の選手向けだったため、身長188センチで体重84キロほどの桜間選手がこぐと船が沈むように感じたという。

 レースを観戦したOB組織「同志社艇友会」の新井喜範会長(70)=下京区=は「桜間選手は同志社ボート部127年の歴史でナンバーワンの潜在能力。五輪を狙える逸材がこの船では恥ずかしい」とすぐに募金を呼び掛けた。約70人の会員が賛同し、約240万円が寄せられた。ドイツのメーカーに発注し、大柄選手に適したオープンクラスの新艇が8月に納入された。

 7月のU-23(23歳以下)世界選手権にダブルスカル(2人乗り)で出場した桜間選手は「レースで1秒を争う展開になった時に変わってくる。結果を出すことが一番の恩返しになるので一日一日、努力を積み重ねたい」と精進を誓う。

 船名はボート部の今季のスローガンであり、ラテン語で不撓(ふとう)不屈を意味する「インヴィクタス」。現在4年の桜間選手は卒業後は社会人チームに進み、新艇は後輩たちに代々引き継がれていくことになる。

 同大ボート部の五輪出場は、単独クルーでエイト(8人乗り)に出場した1968年メキシコ大会とOBが出場した76年モントリオール大会の2度で、40年以上遠ざかるという。メキシコ大会のメンバーだった新井会長は「五輪を狙える第2、第3の桜間を同志社として輩出したい。この船がそのシンボルになれば」と活躍を見守る。

【 2018年10月29日 08時02分 】

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