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Jリーグ監督経験なく手腕未知数 サンガ新監督に中田氏

京都サンガの監督に就任する中田一三氏
京都サンガの監督に就任する中田一三氏

 来季のサンガの指揮は中田一三氏に託された。サンガ幹部によると、チームをまとめる統率力や戦術面を評価したという。ただJリーグで監督、コーチの経験がなく、手腕がどう発揮されるか不透明だ。

 中田氏はFC伊勢志摩の設立に関わり、三重県社会人リーグ2部から東海社会人リーグ1部まで引き上げた。監督選定に関わったサンガの野見山秀樹スポーツダイレクターは「チームを束ね、気持ちを一つにさせる情熱がある」と評価する。コンパクトな守備から速攻を仕掛ける戦術を志向しているという。

 クラブ幹部によると、今季終盤に中田氏を監督候補としてリストアップ。シーズン終了後、他の候補もヒアリングを行ったが、正式にオファーしたのは中田氏のみだった。補佐役として、経験豊富なエンゲルス氏を招いた。小島卓強化部長が退任して強化責任者が不在の中、野見山スポーツダイレクターや前チーム強化本部長の細川浩三取締役、1日に就任した伊藤雅章社長らが協議して決めたという。

 しかし、中田氏にJリーグで全く指導経験がないことは懸念材料だ。実際、一部スポンサーから不安視する声も上がったという。中田・エンゲルス体制は、Jクラブで監督経験のなかった布部陽功氏が監督を務め、ボスコ・ジュロヴスキー氏がコーチとなった今季の組み合わせと重なる。

 知名度や指導実績が乏しい中田監督を選んだ理由やビジョンを問うサポーターは多い。新スタジアム完成を控える来季に向け、クラブはまず説明責任を果たし、一丸となって戦う機運を醸成することが肝要だ。

【 2018年12月07日 14時50分 】

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