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守備と判断力高める センバツ・龍谷大平安の原田英彦監督

3年ぶりの選抜大会について思いを語る原田監督(龍谷大平安ボールパーク)
3年ぶりの選抜大会について思いを語る原田監督(龍谷大平安ボールパーク)

 第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕・甲子園)に京都から龍谷大平安と福知山成美が挑む。あと1勝に迫った京都勢の春夏通算200勝がかかる平成最後の大会をいかに戦うか。両校の指揮官にチームの現状や意気込みなどを聞いた。

 ■龍谷大平安 原田英彦氏

 -昨秋は京都3位から近畿の頂点まで上り詰めた。その要因は。

 「秋の府大会は夏からの準備期間があまりなかった。ただ、近畿大会では相手を倒すために1週間ずつ目的を持って練習を積んだ。このチームは野球選手の本能といえる元気と負けん気があるので成長は早い。特にバッテリーが安定したことは大きかった」

 ―明治神宮大会では初戦敗退。見えた課題は。

 「試合運びを選手たちに任せたが、初回からとんでもないミスが相次いだ。自分たちで野球ができないことが分かった。試合後、状況に応じて適切に判断できる知恵や才能という意味の『頓知頓才』という言葉を選手に伝えた。瞬時の判断力、適応力を高めたい」

 -秋は14失策と守備の乱れが目立った。冬の強化ポイントは。

 「一塁手と三塁手でエラーが多いというのは考えられない。正確に取って投げる。これを繰り返し、失策を減らさないといけない。守備の強化は最大の課題だ。打撃面はどんな投手にも振り負けないスイングを身に付けること。全員がもっとスピードを付け、走力も高める必要がある」

 -チームの現状は。

 「投手と野手を支える学生コーチを初めて配置し、目的や目標の共有を進めている。技術が足りない分、試合に出る選手もベンチもスタンドも全員で束になって挑むチームになりつつある」

 -京都から2校出場。思いは。

 「選考委員会は『京都のレベルが高い』と評価した上で、福知山成美も選んだ。僕は京都を強くしたい、との思いでやってきただけにそこを認めてもらえたことが何よりもうれしい。同時に本番ではそういう力を示さないと、というプレッシャーを感じている」

 -京都勢200勝も懸かる。3年ぶりとなる選抜への抱負は。

 「守備は甘いし、平安らしくない不安定なチームだが、春に全国大会を経験できるのは貴重。ただ、京都勢200勝を目的に1回だけ勝ちに行く場所ではない。夏の日本一をにらみ、果敢に挑戦したい」

 <はらだ・ひでひこ> 京都市出身。平安高―日本新薬で活躍し、1993年に母校の監督に就任した。97年夏は全国準優勝、2014年春は全国優勝に導いた。昨夏に龍谷大平安の春夏通算100勝を達成。58歳。

【 2019年02月10日 19時01分 】

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