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1部昇格したのに…部員不足で野球部廃部 福知山公立大

対外試合でバットを振る福知山公立大野球部の選手(京都市右京区・わかさスタジアム京都)=同大学提供
対外試合でバットを振る福知山公立大野球部の選手(京都市右京区・わかさスタジアム京都)=同大学提供

 福知山公立大(京都府福知山市堀)の硬式野球部が今春、廃部となった。公立化前は全国各地から有力選手をスカウトするなどしていたが、ここ数年は部員不足が慢性化。資金難も重なり、選手たちはやむなくユニホームを脱ぐことになった。

 同大学野球部は、京都創成大野球部として2003年に創部し、10年に成美大、16年に福知山公立大と大学名が変わった。京滋大学野球連盟に加盟し、昨秋は2部リーグで優勝。入れ替え戦も制して1部昇格を決めたが、2月に部員不足を理由に廃部を表明した。

 成美大時代は各学年に20人ほどの部員がいた時期もあったが、昨年は全学年で14人に減少。今年は3人が卒業し、4年生8人も就職活動に専念するために引退を決めた。その結果、部員数が計3人となり、プレーの継続が困難になった。部長の星雅丈さん(41)は「今年の新入生を勧誘したとしても、9人集められるかどうか。野球をやっていた学生はいても、大学でプレーしてくれるのはほんの一部」とうつむく。

 また、資金不足も廃部の一因となった。同部ではこれまで部員から集めた部費のほか、成美大学教育後援会から資金協力を受け、連盟に支払う年間約90万円の加盟費や備品代を捻出していた。しかし、協力金は成美大時代の入学生が在籍していた昨年度までで打ち切りに。1部リーグではさらに高額な年間約140万円の加盟費が必要で、今後の運営の見通しが立たなくなった。

 元部員の3年高木寛斗さん(20)は、大学野球に打ち込むため、野球部のある同大学を受験した。「部員不足ではしょうがないという気持ちもあるが、大学で活躍して社会人でプレーするという夢もあったので悔しい」と肩を落とした。

【 2019年05月09日 17時42分 】

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  • 対外試合でバットを振る福知山公立大野球部の選手(京都市右京区・わかさスタジアム京都)=同大学提供
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