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39歳ボクシング日本王者・堀川が初防衛 現役最多56戦目飾る

現役最多の56戦目を勝利で飾り、日本王座を守った堀川(神戸市)
現役最多の56戦目を勝利で飾り、日本王座を守った堀川(神戸市)

 ボクシングの日本ライトフライ級王者で39歳の堀川謙一(三迫、西乙訓高出、京都府大山崎町出身)が、19日に神戸市で行われたタイトルマッチで初防衛に成功した。一度はベルトを失って引退表明したが、プロの定年となる37歳を超えて再び王座に返り咲いた不屈のボクサー。現役最多試合を更新する56戦目を大差の判定勝ちで飾り、「レジェンド」の呼び声も高まりつつある。

 2015年9月、35歳でライトフライ級の日本王座を獲得した。だが3カ月後、現世界ボクシング評議会(WBC)同級王座の拳四朗(BMB、城陽市出身)に敗れ引退を表明。その後に撤回し、ジムも移籍した。「諦めが悪い。もうちょっと強くなれる」と出直し、今年2月に再び王座を奪還した。

 19日の防衛戦の相手は日本ランキング1位の多田雅(TI山形)。冷静に隙をうかがいつつ、重い左ボディーや得意のアッパーをたたき込んだ。6試合続いていたKO勝ちこそ逃したが、2人のジャッジが99-90と採点する完勝だった。

 40勝を積み上げたプロ19年の歩みを、「20代でやめると思っていた。そこから10年。自分でも信じられない」と振り返る。自身もプロ経験のある加藤健太トレーナーは「第一線でこれほど長く戦える選手はほとんどいない。良い意味で異常な数字」とたたえる。

 現役を長く続けるために「省エネで戦っているわけではない」と王者は笑って否定する。加藤トレーナーは「特にディフェンス感覚、パンチを避ける嗅覚がすごい」と指摘し、蓄積されたダメージの少なさが20年近くに及ぶ選手生命を保つ要因の一つに挙げる。

 今後について、堀川は「上を目指すというよりも、日本タイトルを防衛していきたい」と堅実な姿勢を見せる。各団体の世界ランキングでは一桁順位を維持しており、世界挑戦のチャンスが訪れても不思議ではない。

【 2019年05月23日 11時08分 】

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  • 現役最多の56戦目を勝利で飾り、日本王座を守った堀川(神戸市)
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