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J2・サンガ、上々の序盤戦 戦術浸透、攻めに柔軟性も

12日の岡山戦で勝ち越しゴールを決め、チームメートと喜び合う仙頭(中央)=西京極
12日の岡山戦で勝ち越しゴールを決め、チームメートと喜び合う仙頭(中央)=西京極

 J2京都サンガFCが今季3分の1の日程を終え、6勝5分け3敗の勝ち点23で5位とJ1参入プレーオフ圏に食い込んでいる。パスをつなぐチーム戦術の共有に加え、組織的な守備が好調の大きな要因となっている。

 「勝ち続けることも可能なチームになってきた」。3連勝を懸けた19日の町田戦の前、中田監督は手応えを示した。試合は2―2で引き分けたが、終盤に追いつく底力を発揮。3試合連続ゴールの仙頭は「僕たちが目指すのは優勝」ときっぱり口にする。自動昇格圏の2位水戸とは勝ち点4差。昨季19位だったチームに自信が生まれつつある。

 失点の少なさが好成績につながっている。町田戦で今季初めて2失点したが、それまでの13試合はすべて1失点までにとどめた。ボールを保持して相手の攻撃時間を減らすとともに、守備に転じた後の切り替えが速く、数的不利の状況を簡単につくらせていない。

 開幕から11試合のうち5試合で無得点だった攻撃も、ここ3戦連続で2点以上と上向いている。足元で細かくつなぐだけではなく、得点パターンが広がってきた。5日の横浜FC戦は石櫃のクロスを大野が頭で合わせ、町田戦は安藤のロングパスから一美のゴールが生まれた。基本戦術を踏まえた上で選手の個性が発揮され、安藤は「状況に応じて自分たちで判断できるようになってきた」と柔軟性を強調する。

 全試合で先発しているのは、サイドで抜群の突破力を見せる小屋松、中盤でかじ取り役を担う庄司ら4人。中田監督は選手の調子を見極めて大胆に先発を入れ替え、戦況に応じて選手配置や布陣を変更する。若手の一美や大野が初先発で得点するなど、選手も期待に応えている。

 一方、町田戦ではミスから失点し、再三の得点機を逃した。敗れた相手は柏、山形、甲府といずれも上位の相手で、一瞬の隙が命取りになっている。6、7月は大宮や水戸など上位との対戦が続き、真価を問われる夏になりそうだ。

【 2019年05月24日 10時07分 】

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