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35歳上田、悲願の五輪メダルに挑む トライアスロン女子

けがから復帰2戦目となった世界シリーズ横浜大会でバイクに乗る上田(5月18日、横浜市)
けがから復帰2戦目となった世界シリーズ横浜大会でバイクに乗る上田(5月18日、横浜市)

 トライアスロン女子で2008年北京五輪以降3大会に連続出場した上田藍(ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター、洛北高出)が、35歳の今季も第一線で走り続けている。「自分にはまだ伸びしろがある。五輪でメダルを」と衰えない情熱を胸に、悲願達成に挑む。

 2月のワールドカップ(W杯)開幕戦で優勝。好調なスタートを切った矢先、3月の海外の大会で東京五輪の新種目となる混合リレーのバイクで、他の選手と接触し落車した。左肺気胸や外傷性くも膜下出血などで現地の病院に3日間入院した。

 1カ月後にはトレーニングを開始した。その間のブランクや気胸の手術の影響で、十分息を吸うことも難しかった。復帰2戦目となった今月18日の世界シリーズ横浜大会はW杯よりもグレードが高く、スイムで最下位発進すると、次のバイクで周回遅れとなり競技停止に。「悔しさともどかしさがある」と語る一方、「けがを克服する過程で新たなトレーニング方法を学べる」と顔を上げた。

 4度目の五輪を目指す原動力は「もっと成長したい」という探究心だ。日本の第一人者としてメダル候補に挙げられながら、過去最高順位は北京大会の17位と力を出し切れていない。「その時々で課題が見つかり、『まだ伸びしろがある』と次の目標ができた」と前向きに話す。

 5月から、五輪代表の選考が本格化している。日本勢は開催国枠の男女各2人に加え、個人の五輪出場資格ランキングによって与えられる3枠目の獲得を目指している。現在上田は日本人で上から2番目の31位。8月に東京で行われる五輪テスト大会で、代表選考で有利に働く3位以内を狙っている。

 「良いときも悪いときも、全てを自分の成長につなげていく。(不調から)はい上がっていく姿も応援してもらいたい」。勝負の夏に向け、完全復活を誓った。

【 2019年06月09日 20時22分 】

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