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清少納言の衣装、紅色引き立つ 京都・時代祭

新調された清少納言(左)や三条実万(中央)、増田長盛の衣装(12日午後2時、京都市左京区・平安神宮)
新調された清少納言(左)や三条実万(中央)、増田長盛の衣装(12日午後2時、京都市左京区・平安神宮)

 京都三大祭りの一つ、時代祭に使用される衣装の一部が新調され、12日に京都市左京区の平安神宮でお披露目された。平安時代婦人列の清少納言が身に付ける「十二単(ひとえ)」が一新され、時代行列に華やかさを添える。

 清少納言の衣装の新調は27年ぶり。このうち、最も上に着る唐衣(からぎぬ)や、その内側の打衣(うちぎぬ)の一部には、光沢を出す「板引(いたびき)」という伝統技法が用いられ、紅色が引き立つ仕上がりとなった。スカート状の裳(も)には、松や海辺の絵柄が描かれている。

 また、幕末に活躍し維新志士列に登場する三条実美(さねとみ)の父実万(さねつむ)の衣装は、公家装束の直衣(のうし)やはかまの一種の指貫袴(さしぬきのはかま)を新調した。時代祭を主催する平安講社によると、これらに加えて豊公参朝列の武将増田長盛(ましたながもり)の袍(ほう)など計213点を約520万円かけて新しくしたという。

 時代考証を担当する猪熊兼勝・京都橘大名誉教授は「忠実に再現されており、風俗史の歩く論文と言える行列だ」と話した。

 時代祭の行列は22日正午に京都御苑を出発する。雨天の場合は23日に順延される。

【 2017年10月12日 23時20分 】

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