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京都駅北に500室大型ホテル バブル崩壊で停滞、活用へ

大型ホテルの建設が計画されている土地。市内の不動産関係者の間で動向が注目されてきた(京都市下京区)
大型ホテルの建設が計画されている土地。市内の不動産関係者の間で動向が注目されてきた(京都市下京区)

 JR京都駅北側の京都市下京区材木町で、客室数約500の大型ホテルの開発が計画されていることが6日、分かった。建設予定地を含む一帯は1980年代後半に地上げが活発化したが、バブル崩壊で本格的に開発されておらず、長らく動向が注目されてきた。近年の地価高騰や訪日外国人の増加に伴う宿泊需要の高まりを受け、一部が活用に向けて動き出した。

 計画によると、建設地は同区七条通間之町東入ル南側の更地約2400平方メートル。東京都の不動産投資会社が事業主体となり、地上9階地下1階延べ約1万7千平方メートルのホテルを建てる。宴会場などを設けない宿泊主体型の施設で、国内外でホテル事業を手掛ける「共立メンテナンス」(東京都)が運営する。

 早ければ来年6月に着工し、2019年末ごろの開業を見込む。京都は訪日外国人が急増しており、駅に近い好立地と旺盛な宿泊需要で高い稼働率が見込めると判断したとみられる。

 同日、市まちづくり条例に基づく近隣向け説明会が下京区で開かれ、事業者が計画を明らかにした。

 関係者や土地登記によると、ホテル計画地は経営破綻した消費者金融大手「武富士」がかつて所有していたが、バブル経済の崩壊で地価が下落。未開発のまま別会社に売却後、今年8月には外資系の信託会社名で信託登記されていた。

 計画地の西隣で大型駐車場が営業している敷地も武富士の旧所有地で、市内の不動産業者は「バブル経済崩壊で開発が止まっていた土地が、近年の京都の地価高騰やホテルの進出で片付き始めた。今後が注目される」と話している。

【 2017年11月07日 06時00分 】

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