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命に感謝、小豆がゆ味わう 京都・東林院

大地の恵みに感謝の念を持ちながら小豆がゆを味わう参拝者(京都市右京区・東林院)
大地の恵みに感謝の念を持ちながら小豆がゆを味わう参拝者(京都市右京区・東林院)

 京都市右京区の妙心寺塔頭・東林院で15日、「小豆粥(がゆ)で初春を祝う会」が始まった。小正月にあたるこの日は、生き物全てに感謝を表し、少量のかゆを庭に供える「散飯(さんはん)式」が行われた。

 散飯式には約30人の参拝者が訪れた。東林院の西川玄房住職(78)らが読経する中、参拝者はあらかじめ配膳された小豆がゆのわんから、庭に供えるためさじ1杯ほどをすくい、専用の器に差し出した。集まったかゆは、野鳥が食べられるよう庭木4本の枝の付け根部分や庭中央部の器に盛られた。

 さらに西川住職が「飽食、グルメの時代だが、命に感謝して食べてほしい」と呼び掛けると、参拝者は食べ物を大切にする禅の教えをかみしめながら、ゆっくりとかゆを味わった。

 「祝う会」は小正月に小豆がゆを食べる風習を伝え、大地の恵みに感謝を表そうと東林院が毎年行っている。小豆がゆの接待は31日までの午前11時から午後3時。3800円。

【 2018年01月16日 08時59分 】

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