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町唯一のスーパー閉店へ 高齢者「不便」「過疎進む」

18日で閉店する福知山市三和町のスーパー「三ツ丸ストア三和店」(同町千束)
18日で閉店する福知山市三和町のスーパー「三ツ丸ストア三和店」(同町千束)

 京都府福知山市三和町で唯一営業するスーパー「三ツ丸ストア三和店」(同町千束)が18日で閉店する。直近の商業施設は車で往復30分以上かかり、三ツ丸ストアは今春から、移動式スーパーを町内に出す予定だが、高齢者らからは不安の声が出ている。市や関係団体は対策の検討を始めた。

 三ツ丸ストア(同市)によると、同店は1986年に開店。市三和支所近くにあるが、大型の商業施設の出店などで売り上げが減り、「苦渋の決断」で閉店を決めた。同社は、軽トラックによる移動式スーパー「とくし丸」を、町全域に広げ、利用を呼び掛けていくとする。

 高齢者からは「不便になって過疎が進む」「車が運転できないので自由に買い物ができなくなる」との声が出る中、町内限定で高齢者らを車で運ぶ事業をする「三和地域協議会」は、支所から約10キロ離れた同市多保市の商業施設への運行を検討。市社会福祉協議会三和支所は、介護士が三和店で買い物をして高齢者宅で食事をつくる訪問介護事業で、一番近い商業施設への買い物など支援の見直しを迫られる。

 市は、近くの学校給食センター建設計画跡地を売却する方針で、地元特産品の直売所併設を条件に、事業者を4月から公募することを昨年末に明らかにしている。だが、三和店の閉店を受け、同支所は「新店舗の誘致や買い物バスなどの対策を検討し、住民生活に支障が出ないようにしたい」とし、今月中に関係団体や自治会を集めて対策を練る。

【 2018年02月07日 11時45分 】

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