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車いすバド、共に世界へ 20年東京目指す滋賀の2人

2人で練習に励む江上さん(左)と福家さん=草津市笠山8丁目・県立障害者福祉センター
2人で練習に励む江上さん(左)と福家さん=草津市笠山8丁目・県立障害者福祉センター

 「頼りになる存在。70歳になってもバドミントンを続けてほしい」「日本のトップ。引っ張っていってほしい」-。互いを信頼しながら、滋賀でパラバドミントンの車いすクラスに取り組む2人の選手がいる。栗東市綣3丁目の江上陽子さん(56)=BNPパリバ証券=と、守山市播磨田町の福家(ふけ)育美さん(32)=SMBC日興証券。正式競技となる2020年の東京パラリンピックに向け、練習を重ねる。

 大阪府東大阪市出身の江上さんは大阪で働いていた07年、車いすバドの体験教室に参加。「車いすで好きな所に行けるし、シャトルも打てる」と一度でとりこになった。近畿一円で練習場所を探し、09年に滋賀に移住、草津市の県立障害者福祉センターで活動するクラブ「トップシャトル滋賀」に加わった。13年にドイツで開かれた世界選手権では三つのメダルを獲得した。

 江上さんに誘われ湖国に来たのが、長崎県出身の福家さんだ。陸上からバドに転向し、江上さんと練習する中で、13年に滋賀に移り住んだ。一昨年夏の出産を経て、昨年5月には国際大会に復帰、11月に韓国で行われた世界選手権では、ダブルスで3位になった。

 車いすクラスでは、シングルスは通常のコートの半面を使い、ネットに近い面に落ちたものはアウトになる。前後に細かく動くための車いすの操作、相手との駆け引きが必要とされる。年齢も競技歴も違う2人だが、週2回はともに練習し、高め合う。

 互いについて、江上さんは「誘ったころと比べ、成長がすごい。強い気持ちで取り組んでいる」と世界のトップと争う後輩をたたえ、福家さんは「自分が56歳になったときに、世界大会に出ていられるかどうか。合宿でも他の選手のことを気に掛けてくれる」と信頼を寄せる。

 2人が今年の目標に掲げるのが、中国、タイなど強豪国が集う今秋のアジアパラ競技大会だ。江上さんは「世界選手権よりも厳しい戦いになる。力を試したい」、福家さんは「一つ一つの大会でメダルを目指し頑張る」と語った。

【 2018年02月07日 14時17分 】

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