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自信喪失サンガ、J2最下位 課題山積も処方箋示せず 

試合終了間際の失点が続くサンガ。攻守ともに課題は山積みだ(4月21日、西京極)
試合終了間際の失点が続くサンガ。攻守ともに課題は山積みだ(4月21日、西京極)

 <J2サンガ 最下位ショック 上>

 「同じ時間帯に失点している。チームで改善しようとしても、結果としてそうなっているのは、何か問題があると思う」。ホームで逆転負けした21日の熊本戦後、仙頭は絞り出すように語った。試合終了間際に決勝点を許したのは3試合連続。望月は「同点にされた後、またやられるような、怖い雰囲気があった」。チームから自信が失われている。

 就任2年目の布部監督は、スタートダッシュに失敗した昨季を踏まえ、「開幕10試合は慎重に、大事に戦いたい」としていた。結果は屈辱の最下位。試合データから、その苦境が浮かび上がる。

 無失点試合が一度もないのは、J2でサンガだけだ。計14失点のうち8失点はセットプレーからと、弱点は明らか。7得点はリーグで2番目に少なく、ここ2試合にいたっては後半のシュートがゼロと息切れが顕著だ。

 今季はボールを保持してパスをつなぐ、組織的なサッカーを意識する。選手らが「目指す方向は間違っていない」と強調するように、主導権を握る試合もあった。しかし、戦術の理解不足や個人のミスも目立ち、機能しているとは言えない。

 それでも、布部監督は「好機はつくれている。最後のクロスと決定力の問題」と、同じ言葉を繰り返す。熊本戦は、昨季のように闘莉王を前線で起用。けがで万全の状態ではない闘莉王を最後までピッチに立たせたが、運動量が落ちて精彩を欠いた。今季重視するはずのハードワークは見る影もなかった。

 課題ははっきりしながらも、的確な処方箋を示して解決に導けない。指揮官は熊本戦後、「選手はトライしてくれている中で、結果が出ていないのは責任を感じる」と語るしかなかった。

 京都サンガFCが勝てない。今季第10節を終え1勝3分け6敗にとどまり、2011年から8年連続となるJ2で、クラブ史上初めて最下位に転落した。昨季の12位から再起を図るはずのシーズンで何が起きているのか。問題点を探った。

【 2018年04月25日 17時59分 】

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