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京大立て看撤去「表現の自由脅かす」 出身弁護士連名で声明

タテカン撤去前の京大周辺の景観(上、5月11日)と、大学による撤去後の景観(下、5月21日)=京都市左京区・百万遍交差点
タテカン撤去前の京大周辺の景観(上、5月11日)と、大学による撤去後の景観(下、5月21日)=京都市左京区・百万遍交差点

 京都市の屋外広告物条例に違反するとして、京都大が吉田キャンパス(左京区)の周辺で立て看板を撤去している問題で、京大出身の全国の弁護士138人が22日、「憲法が保障する表現の自由という基本的人権を脅かす危険をはらんでいる」とする声明を連名で発表した。看板撤去の措置の見直しを強く求め、市と京大に声明文を送る。

 声明では、学生が設置する立て看板の多くは意見表明など自主的な活動を対外的に表示する目的と主張。「言論表現の一形態として憲法上その自由が尊重されるべき」と強調した。倒壊などの危険性は「個別に規制措置を講ずべき」とした。その上で、立て看板撤去について「学問の自由も含めて基本的人権の保障を危うくする」と訴えた。

 京都市中京区で記者会見した京都弁護士会の塩見卓也弁護士は「大学の自治は表現の自由、学問の自由を守るためにある。基本的価値観の欠けた自治は誤り」と述べ、京大は学外の声に耳を傾ける必要があると指摘した。

【 2018年05月22日 23時31分 】

ニュース写真

  • タテカン撤去前の京大周辺の景観(上、5月11日)と、大学による撤去後の景観(下、5月21日)=京都市左京区・百万遍交差点
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