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「名刀」ペーパーナイフの返礼人気 新選組ゆかり壬生寺

壬生寺に伝わる「誠剣」を模したペーパーナイフ
壬生寺に伝わる「誠剣」を模したペーパーナイフ

 幕末の京で活動した新選組ゆかりの壬生寺(京都市中京区)が、火災で焼けた地蔵菩薩(ぼさつ)像復元のため、岐阜県の刃物業者と共同で「刀」をテーマに、インターネットで資金を募るクラウドファンディングに取り組んでいる。同寺の絵巻に伝わる「誠剣(じょうけん)」を模したペーパーナイフを商品にすると、100本分の枠がすぐに埋まる人気ぶり。新選組の剣を模したペーパーナイフも好評という。

 新選組隊士も拝んだとされる地蔵菩薩像は、1962年の火災で燃えた。同寺は2年前から復元にとりかかり、来年末の完成を目指す。3千万円以上かかる復元費用捻出のためクラウドファンディングを活用することにした。

 刃物産地・岐阜県関市の業者「ニッケン刃物」が得意の名刀ペーパーナイフ作りを担当。クラウドファンディングを扱う企業「Makuake(マクアケ)」(東京都)も連携する。販売額の2%が寄付に充てられる。

 ペーパーナイフは長さ約20センチ。モデルの「誠剣」は、壬生寺縁起絵巻で法師が武士に授けた剣として描かれているうちの一振り。柄などを詳細に再現し、職人が1本ずつ丁寧に刃付けして本漆塗りの朱色の鞘を付けて桐箱入りで届ける。

 先月下旬のスタート初日で50万円の目標販売額を達成し、早い段階で「誠剣」は完売した。ほかの近藤勇の愛刀「虎徹」、土方歳三の「和泉守兼定」、沖田総司の「菊一文字」などのペーパーナイフも人気が高い。すでに売れ切れた商品も含めて3千~1万円のコースがあり、販売額はすでに約700万円以上となっている。

 松浦俊昭副住職(50)は「誠の旗を掲げた新選組隊士は、江戸時代に出回っていた壬生寺縁起絵巻の『誠剣』の絵を見ていた可能性もある。この機会に新選組が好きな方と壬生寺との新たな縁ができて裾野が広がればいい」と話している。

 マクアケのサイトで6月18日まで受け付けている。

【 2018年05月23日 11時40分 】

ニュース写真

  • 壬生寺に伝わる「誠剣」を模したペーパーナイフ
  • 法師が手に持っているうちの一本が「誠剣」。壬生寺の縁起に描かれている(壬生寺提供)
岸田繁 交響曲第一番・第二番 連続演奏会 2019.10.5

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