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新旧の面、今年も無事 祇園祭・船鉾「神面改め」

神功皇后の面の本面(左)と写し面の無事を確認する保存会役員ら=3日午前10時20分、京都市下京区・船鉾町会所
神功皇后の面の本面(左)と写し面の無事を確認する保存会役員ら=3日午前10時20分、京都市下京区・船鉾町会所

 祇園祭の前祭(さきまつり)巡行(17日)でしんがりを務める船鉾(京都市下京区新町通綾小路下ル)は3日、ご神体人形に関わる新旧の面の無事を確認する「神面改め」を行った。祇園祭船鉾保存会の理事長らが、無言で二つの面を掲げた。

 神面はご神体人形の一つ神功皇后の面で、室町時代に制作された本面と、江戸時代の写し面がある。巡行時は写し面をご神体人形に付け、本面は保存会役員が持参し鉾に乗り込む。

 午前10時、会所で八坂神社(東山区)の神職を迎えて「吉符入り」が始まった。続いて、保存会の古川雅雄理事長(81)が本面を、船鉾町町内会長の醍醐宏明さん(50)が写し面を木箱から慎重に取り出した。2人は息がかからないよう口に懐紙をくわえ、新旧の面を約30秒間掲げた。面の無事を確認すると再び丁重に木箱に収めた。

 儀式を終えた古川理事長は「約500年に及ぶ歴史の重みと、(祭りを)継承していく大事さをいつも感じる」と話した。

【 2018年07月03日 11時50分 】

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