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琵琶湖の水位、90センチ上昇 降り始め以降、県が氾濫注意情報

普段は浜辺の波打ち際にある樹木(写真中央)の場所まで増水した琵琶湖=7日午後2時20分、大津市本丸町
普段は浜辺の波打ち際にある樹木(写真中央)の場所まで増水した琵琶湖=7日午後2時20分、大津市本丸町

 西日本を中心とした記録的な豪雨で、滋賀県は7日、琵琶湖の水位が上昇したとして、2013年の台風18号以来、5年ぶりに氾濫注意情報を出した。県内各地では土砂崩れが相次ぎ、長浜市の集落が一時孤立状態に陥った。

 琵琶湖の水位は午後5時現在で氾濫注意水位となるプラス70センチに到達した。雨が降り始めた5日から約90センチ上昇した。県営公園の湖岸緑地は長浜市や彦根市など5カ所が浸水して閉鎖した。

 県は「琵琶湖は雨がやんでも山から水が流れ込む。あと数日間は高い水位が続く」として注意を呼び掛けた。

 土砂崩れの影響では長浜市西浅井町の菅浦地区につながる二つの県道が6日夜から丸1日、通行不能になった。琵琶湖と山に挟まれた地形に住民65世帯131人が暮らし、高齢者も多い。地区外で飲食店を営む中嶋粧子さん(52)は「このままじゃ仕事に行けない」と話していた。

 7日までに県内16カ所で土砂災害が起き、同市木之本町黒田では国道365号が通行止めになった。大津市伊香立で未明に一時約600軒が停電した。

 同市は午後3時現在、葛川と伊香立地区の58世帯111人に避難指示、1059世帯2570人に避難勧告を出し、10人が避難所に身を寄せた。

 また長浜市郷野町の草野川で、歩道専用橋(アセビ橋)の鉄筋の橋脚1本が流され、通行止めになった。

 県内32の消防隊と県警の緊急援助隊は、災害救助のため岡山県と愛媛県に派遣された。

【 2018年07月08日 11時16分 】

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