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京都府100カ所通行止め続く 西日本豪雨1週間、農作物も打撃

街角にうずたかく積み上げられた災害ごみ(13日午後4時50分、福知山市大江町蓼原)
街角にうずたかく積み上げられた災害ごみ(13日午後4時50分、福知山市大江町蓼原)

 西日本豪雨で5人の死者が出た京都府内の被災地は、水害から14日で1週間を迎える。伊根町全域と6市町13地区で発生した孤立は解消しつつあるが、土砂崩れや浸水の被害を受けた地域では、今なお避難や泥土のかき出しなど、多くの世帯が不自由な生活を強いられている。寸断された道路では復旧作業が進むが、現在も約100カ所・区間が通行止め。収穫期の農作物が打撃を受けるなど、各地で深い傷痕を残している。

 府災害対策本部によると、13日午後9時現在、避難指示が舞鶴市や宮津市、亀岡市の計46世帯96人に、避難勧告が福知山市、木津川市、精華町の30世帯69人に発令中で、府内で計81人が避難を続けている。

 民家2棟に土砂が流入し、4人が軽傷を負った宮津市の池ノ谷地区では9世帯21人が避難。厳しい暑さの中、市民体育館で不便な暮らしを余儀なくされている。また同市では、府中地区にある成相寺へ向かう市道が損壊し、同寺に住む1世帯2人が徒歩以外では孤立状態となっている。

 舞鶴市では、土砂災害の恐れがあるため上福井地区の一部(21世帯52人)に7日から避難指示が出されている。2世帯5人が近くの公民館、他の住民は親類宅などに避難している。解除のめどは立っていない。

 京都府内での家屋への被害は、全壊12棟、大規模半壊1棟、半壊6棟、一部損壊41棟。浸水は床上が499棟、床下が2060棟、土砂流入が39棟に達した。1065棟が倒壊や浸水などの被害を受けた福知山市では、由良川沿いで広域にわたり被害が発生。同市大江町では住宅の2階まで水没するなどし、住民やボランティアによる片付け作業が続いている。

 収穫期を迎えた農作物への被害も深刻化している。冠水などにより府内で計140ヘクタールの作物が被災。2ヘクタールで夏野菜を栽培する同市戸田の「福山いちごファーム」では収穫間際だったトウモロコシ4万本やスイカなどが全滅。代表の福山壽さん(71)は「年末までどう暮らせばよいか」と肩を落とす。

【 2018年07月14日 09時40分 】

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