出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

避難住民に賞味期限切れ備蓄パン 豪雨時に京都・長岡京市

 京都府長岡京市が、西日本豪雨で長岡第五小(同市下海印寺)へ避難した地域住民8世帯に対して6日朝、賞味期限が切れた備蓄食料の缶詰パン計12缶を配布していたことが、17日までに分かった。市は京都新聞社の取材を受けた後の14~16日に各世帯を訪問し、謝罪した。健康被害は確認されていないという。

 市によると、賞味期限は昨年11月27日。避難指示発令中の今年7月6日午前5時ごろから、同小に設置した避難所の受付に缶詰を置き、帰宅する住民に持ち帰るよう勧めた。市職員が約2時間後に期限切れに気付いて配布をやめた。

 担当課の市防災・安全推進室は6日午前に報告を受けたが、災害警戒本部へ情報を上げなかった、という。市の井上晃・危機管理監は「災害対応に追われる中、優先度が低いと判断していた。今から考えれば即座に回収に動くべきだった」とした。

 市の説明では、缶詰パンは当時、市職員が同小内の備蓄倉庫から避難所へ運び入れた。市は、倉庫に賞味期限切れの缶詰が置かれていた経緯を「特定できない」としている。

 倉庫の鍵は、市や学校側のほか、複数の地域団体が保有しているといい、井上危機管理監は「日常管理の在り方を見直す」とした。

【 2018年07月18日 10時11分 】

京都新聞デジタル版のご案内

    地域のニュース

    全国のニュース