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大文字の登山道も豪雨の爪痕 保存会、送り火前に修復

丸太を固定するためにL字形のくいを打ち込む大文字保存会のメンバーたち(京都市左京区・如意ケ嶽)
丸太を固定するためにL字形のくいを打ち込む大文字保存会のメンバーたち(京都市左京区・如意ケ嶽)

 今夏、各地に大きな爪痕を残した西日本豪雨は、五山送り火の各山でも斜面や道が崩れるなどの被害をもたらした。16日の送り火を前に大文字で知られる如意ケ嶽(京都市左京区)で登山道の修復作業に同行した。

 今月中旬、如意ケ嶽を管理するNPO法人大文字保存会(同区)が準備作業で火床の草刈りとともに登山道を整備した。午前9時半すぎ、保存会のメンバーは長さ約1~2メートルの丸太を抱えて登り始めた。スコップやつるはし、L字形のくいを持った人が続く。

 沿道の所々には竹串や金属製のくいが差されている。木製の階段が崩れた場所など修理が必要な部分を示す目印だ。日々、多くの人が歩いて道が荒れた所に雨が降って土がえぐられ、運ばれた土が積もって歩きにくくなっている。

 この日の気温は作業開始時に30度を超えていた。メンバーは古い階段の材木をつるはしで掘り出し、新しい丸太を置く。丸太が動かないようにくいを打ち込み、土をかけて段差を調整して完成だ。1カ所10分ほどで手際よく仕上げていく。メンバーは汗だくになりながら、2時間余りで30カ所以上を補修した。

 同会の村野克行理事長(53)は「近年は訪日外国人を含め登山者が増え、道が荒れやすくなっている。保存会が道を定期的に補修していることを知ってもらいたい」と話す。

【 2018年08月15日 12時58分 】

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