出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

京都の博物館、多彩に事前催し 来秋の国際会議向け

文化財の展示に使われていたれんが造りの建物の魅力を紹介した京都国立博物館の特別公開イベント(京都市東山区・同博物館明治古都館)
文化財の展示に使われていたれんが造りの建物の魅力を紹介した京都国立博物館の特別公開イベント(京都市東山区・同博物館明治古都館)

 来秋に開かれる国際博物館会議(ICOM)京都大会に向け、京都府内の博物館や美術館約70館が事前イベントを繰り広げている。学芸員による解説や夜間の開館、子どもたちに歴史や科学の楽しさを伝えるイベントの開催など、1年後に迫った大会の盛り上げを図っている。

 ICOMは3年に1回開かれる国際会議。2019年9月1~7日の日程で、国立京都国際会館(京都市左京区)を主会場に日本で初めて開かれる。約140カ国の博物館関係者ら3千人以上が集まる見通しだが、市民の認知度はまだ低い。そこで京都市内博物館施設連絡協議会(京博連)や府ミュージアムフォーラムの加盟施設が大会1年前に合わせ、関連イベントに取り組んでいる。

 京都国立博物館(東山区)は7、8両月にそれぞれ1日ずつ、重厚なれんが造りの建物「明治古都館」(重要文化財)を公開し、同館の宮川禎一上席研究員が解説した。豊臣秀吉ゆかりの方広寺跡地に、1895(明治28)年に展示施設として建てられ、文化財を紹介してきたことを紹介。耐震性に問題があり、2015年から特別行事を除いて使用していないと語った。

 京都国立近代美術館(左京区)は、金・土曜日の開館時間を通常の午後5時から午後9時まで延長。細見美術館(同)は9月14日午後6時から、館長トークと筑前琵琶のコンサートを予定(有料)する。

 9月1、2両日には、子どもたちを対象にした「ミュージアムキッズ!全国フェア」がみやこめっせ(左京区)で開かれる。50近い体験型講座を予定。小学生や幼児が、全国各地の学芸員らの手ほどきを受けながら古代文字のスタンプをつくったり、宙返りする紙飛行機を折ったりして歴史や科学に親しむ。

 京博連事務局は「ミュージアムのおもしろさを体感してもらう中で、京都大会への関心を高めたい」としている。

【 2018年08月31日 11時40分 】

ニュース写真

  • 文化財の展示に使われていたれんが造りの建物の魅力を紹介した京都国立博物館の特別公開イベント(京都市東山区・同博物館明治古都館)
京都新聞デジタル版のご案内

    地域のニュース

    全国のニュース