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国定公園生態系への影響懸念 京都で北陸新幹線説明会

美山町民を対象に、地質調査について説明する鉄道建設・運輸施設整備支援機構(南丹市美山町・市美山文化ホール)
美山町民を対象に、地質調査について説明する鉄道建設・運輸施設整備支援機構(南丹市美山町・市美山文化ホール)

 北陸新幹線敦賀-新大阪間のルート選定に向け、鉄道建設・運輸施設整備支援機構は31日夜、南丹市美山町の美山文化ホールで地質調査に関する地元説明会を開いた。同機構は取材に、「現状では美山町や京都丹波高原国定公園を通る可能性が高い」とした。住民からは、国定公園内での調査や生態系への影響を懸念する声が出た。

 敦賀-新大阪間はJR京都(京都市下京区)や松井山手(京田辺市)の各駅を経由するが、詳細なルートを決めるため、近く南丹市美山町の知井地区と京都市の3カ所で調査する。

 説明会は地元の要請で開かれ、町民約30人と、同機構や市の職員が出席。機構は、地下に穴を掘るボーリング工法などで調査地一帯の代表的な地質を調べることや、来年度から予定している環境影響評価(アセスメント)の手続きを説明した。

 住民からは「国定公園内での地質調査に戸惑っている」「芦生研究林など、生態系に影響がないよう考慮を」などの意見のほか、「調査地を早く明確にしてほしい」などの声が出た。路線の構造を問われると、機構は「山を通過するため、トンネルで検討している」と答えた。

【 2018年08月31日 23時06分 】

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