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旧海軍ゆかり元旅館をレストランに シチューなど提供、京都 

レストランとしてリニューアルオープンする松栄館の1階大広間(舞鶴市浜)
レストランとしてリニューアルオープンする松栄館の1階大広間(舞鶴市浜)

 旧海軍関係者が利用し、映画のロケでも使われた京都府舞鶴市浜の元老舗旅館の建物「松栄館」が11日にレストランとしてリニューアルオープンする。旧海軍にちなんだ料理を出し、地域の新たなにぎわいづくりにつなげる。

 松栄館は1904(明治37)年に建てられ、現在はホテルアマービレ舞鶴の敷地内にある。木造2階建て延べ332平方メートルで、1階の72畳の大広間では海軍関係者らが宴会などを開いた。近年は「日本のいちばん長い日」や「海賊とよばれた男」の撮影で使われた。

 10年ほど前から老朽化で営業には使われず解体が検討されたが、存続を求める声があり、明治維新150年に合わせ改装。柱や天井、壁はそのままに当時の雰囲気を残して床の補強で耐震性を高めた。調理室を設け、トイレや庭を新しくした。総工費は約1億2千万円。総務省の交付金3200万円を活用した。

 レストランでは、旧海軍の調理員育成用の「海軍割烹(かっぽう)術参考書」に載るカレーやステーキ、ビーフシチューなどを提供。当時の味の再現で牛肉は出産経験のある石垣島の牛を使い、ご飯には麦を混ぜる。松栄館を運営するニューオーサカホテルエンタープライズ(大阪市)は「歴史ある建物で昔の洋食を楽しんでほしい」としている。問い合わせは松栄館0773(65)5007。

【 2018年10月10日 11時42分 】

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