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障害者アートの新拠点誕生へ アトリエやカフェ併設 滋賀

「アートセンターやまなみ」(仮称)の完成予想図
「アートセンターやまなみ」(仮称)の完成予想図

 障害者のアート活動を支援し、国内外に発信している通所施設「やまなみ工房」(滋賀県甲賀市甲南町)の敷地内に来年11月、制作と交流の拠点「アートセンターやまなみ(仮称)」が誕生する。来場者が自由にアトリエを見学でき、作者や作品と身近に出会える施設という。

 22日、運営する社会福祉法人やまなみ会の森嶋克巳理事長、山下完和施設長らが滋賀県庁で記者会見し、完成予想図を披露した。

 4階建てで、1階がカフェ、2、3階がアトリエ、4階はヨガやダンスができる多目的スペースとする。「集う 遊ぶ 食べる 学ぶ 目的がなくても訪れたくなるような場所」をコンセプトに、1億3千万円かけて建設する。日本財団から7500万円の助成を受ける。

 同工房では現在、87人が絵画や刺しゅう、陶芸などを手がけており、作品は海外にも出展するなど高い評価を得ている。今後はカフェでの就労やグッズ販売による収益も見込み、月3千~5千円の平均工賃を、センター開設から3年で6倍にする目標という。

 山下施設長は「通所者の表現は環境によって大きく変わる。広く、安心して過ごせる空間が必要だ」、森嶋理事長は「多様な人々が訪れるコミュニティーの場とし、工賃向上にもつなげたい」と力を込めた。

【 2018年10月23日 13時19分 】

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