出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

若冲と呉春の野菜絵巻対比も 「フルーツ&ベジタブルズ」展

初公開となる富岡鉄斎の「野菜涅槃図」(右端)などが並んだ特別展「フルーツ&ベジタブルズ」の内覧会=2日午後2時45分、京都市左京区・泉屋博古館
初公開となる富岡鉄斎の「野菜涅槃図」(右端)などが並んだ特別展「フルーツ&ベジタブルズ」の内覧会=2日午後2時45分、京都市左京区・泉屋博古館

 野菜や果物を身近な題材ととらえ、東アジアの多くの画家が手掛けた絵画の特別展「フルーツ&ベジタブルズ」(京都新聞など主催)の内覧会が2日、京都市左京区の泉屋博古館で開かれた。

 野菜や果物を主題とする「蔬果(そか)図」は中国・宋代に始まり、朝鮮、日本へと広まった。特別展では、江戸時代後期から近代に描かれた作品を中心に、東アジアの計51点を出展する。

 ともに京の画家である伊藤若冲と呉春がそれぞれ野菜などを描いた絵巻を、隣り合わせに展示。青物問屋に生まれた若冲は「菜蟲譜(さいちゅうふ)」としてデフォルメ的に描いたのに対し、食通で知られた呉春は「蔬菜図巻」では淡い色彩で写実的に表現しており、対照的な筆致が関心を集める。涅槃(ねはん)図をモチーフにダイコンを釈迦(しゃか)に見立てた富岡鉄斎の「野菜涅槃図」は初公開で、「文人らしいおおらかな表現と色彩の豊かさが魅力」という。

 特別展は3日から12月9日まで。月曜休館。有料。

【 2018年11月02日 22時56分 】

ニュース写真

  • 初公開となる富岡鉄斎の「野菜涅槃図」(右端)などが並んだ特別展「フルーツ&ベジタブルズ」の内覧会=2日午後2時45分、京都市左京区・泉屋博古館
京都新聞デジタル版のご案内

    地域のニュース

    全国のニュース