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骨格標本やあご化石が寺に、不思議な空間 春海ゆかり龍岸寺

本堂入り口の涅槃図前に置かれた動物の骨格標本や化石(京都市下京区・龍岸寺)
本堂入り口の涅槃図前に置かれた動物の骨格標本や化石(京都市下京区・龍岸寺)

 日本天文学の祖、渋川春海ゆかりの寺とされる龍岸寺(京都市下京区)で14日、春海の研究紹介や動物の標本などが並ぶ企画展「仏教と自然」が始まった。

 歴史的な空間で自然史標本を展示することで日本の自然をより魅力的に発信しようと、国立科学博物館(東京都)や兵庫県立人と自然の博物館(同県三田市)など自然科学系の8博物館が協力して開いた。

 寺の本堂入り口には巨大な涅槃図が掲げられ、その前には、図に登場するシカの骨格標本やゾウの仲間の上あご化石が置かれた。堂内にはボダイジュやサラソウジュといった仏教と関わりの深い植物の標本、お香の原料となる香木や植物なども陳列されている。

 同寺は貞享(じょうきょう)暦の作成者として知られる春海の屋敷跡に建つとされ、春海が息子の名義で出版した「天文成象(せいしょう)」の紹介パネルもある。

 中心となって企画を進めてきた兵庫県立人と自然の博物館の三橋弘宗主任研究員(48)は「仏教と自然の関係や、自然史標本の面白さを知ってもらいたい」と語る。24日まで、入場無料。

【 2018年12月15日 17時57分 】

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