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新年の一服すがすがしく 京都・表千家の初釜、家元襲名し初

襲名後初めての初釜で、濃茶を練り列席者をもてなす十五代千宗左家元(左)=10日午前10時24分、京都市上京区・表千家不審菴
襲名後初めての初釜で、濃茶を練り列席者をもてなす十五代千宗左家元(左)=10日午前10時24分、京都市上京区・表千家不審菴

 茶道表千家の初釜が10日、京都市上京区の不審菴で始まった。千宗左家元が十五代を襲名し初めての初釜で、寒中らしい冷え込みの中、訪れた各界の招待客がすがすがしい新年の茶に心を和ませた。

 午前10時の初席には千宗室裏千家家元や千宗守武者小路千家家元、西脇隆俊京都府知事、門川大作京都市長ら26人を迎えた。茶室残月亭と九畳敷の床には、千家再興の基となった「少庵召出状(めしだしじょう)」と三代元伯宗旦筆の「春入千林処々鶯(はるいるせんりんしょしょにうぐいす)」の軸が掛けられ、宗左家元と宗旦前家元がそろって「明けましておめでとうございます」とあいさつした。

 えとにちなんだ新調の水指や六代覚々斎作の茶杓「猪ノ子」などで、宗左家元がふくよかな濃茶を練った。炉縁や食籠(じきろう)など宗旦前家元好みの道具も多く用いられ、継承を感じさせた。

 正客の千宗室裏千家家元は「(宗左)家元の初のお茶をいただき、縁起良くありがたい。而妙斎(じみょうさい)宗匠(前家元)と猶有斎(ゆうゆうさい)宗匠(家元)とで、ちょっとずつお茶の味に幅があるように感じられます」と話しかけた。

 14日まで続き、約1500人を迎える。17~20日の東京初釜には、約千人が訪れる予定。

【 2019年01月10日 12時33分 】

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