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地域のデパート相次ぎ閉店へ 京都府北部、市民から惜しむ声

今秋に閉店する「さとう福知山駅前店」(福知山市天田)
今秋に閉店する「さとう福知山駅前店」(福知山市天田)

 京都府北部を中心にスーパーを展開する「さとう」(福知山市東野町)の「西舞鶴駅前店」(舞鶴市引土)が27日、「福知山駅前店」(福知山市天田)が今秋にも閉店することになった。それぞれ開店当初は珍しい大型商業施設で地域の「デパート」と長年親しまれてきた。市民からは惜しむ声が上がっている。

 西舞鶴駅前店(5階建て)は1977年にオープン。開店時の店舗面積は9991平方メートルで食品や生活用品売り場以外に洋服店やレストラン、ゲームコーナー、ペットショップなどがあった。しかし同系列の大型商業施設が2000年に駅近くにオープンしたことなどを受け、次第に店舗の規模は縮小。建物や設備の老朽化で今春に取り壊すことが決まった。

 駅前で食堂を営む澤田邦子さん(40)によると、子どもの頃は屋上に遊具があったり、アイドルのイベントが開かれたりしてにぎわったという。澤田さんは「『舞鶴のデパート』という存在で連れて行ってもらうのが楽しみだった。閉店は寂しい」と懐かしむ。

 福知山駅前店は1971年にオープン。衣料品専門だった同社にとって、初めての総合スーパーだった。売り場面積は4724平方メートルで、当時のチラシには「北近畿最大」の文字が躍った。スポーツ用品や書籍、家電などのテナントも入り、休日は多くの家族連れでにぎわったという。現在は、消費ニーズの変化に合わせて規模を縮小し、食料品や衣料品、日用雑貨などを中心に販売している。

 買い物に訪れた主婦足立初美さん(75)=福知山市緑ケ丘町=は「市街地に来たときは必ず寄っていたので残念。郊外のスーパーには自転車では行けないし、今後はどこに衣料品を買いに行こうか…」と困り顔。近くの商店街で薬店を営む由良英二さん(74)は「買い物帰りに寄ってくれるお客さんも多かった。街の中心部が空洞化しないように、跡地の有効活用を検討してほしい」と訴える。

 同社広報課は「特に長く営業した両店舗。多くの人にご愛顧、支援いただきお礼を申し上げたい」としている。

【 2019年01月25日 10時10分 】

ニュース写真

  • 今秋に閉店する「さとう福知山駅前店」(福知山市天田)
  • 1977年のオープン時の様子(さとう提供)
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