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前例なき事件「審理難しく」 警官射殺、裁判員ら会見

大津地裁
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 大津地裁で8日に行われた彦根警官射殺事件の裁判員裁判で、元巡査には厳しい判決が言い渡された。元巡査と被害者の妻は表情を変えずに判決文を読み上げる裁判官の声に聞き入り、裁判員は、会見で前例のない犯行を審理する難しさを語った。

 警察官が警察官を射殺するという前代未聞の事件。裁判員2人と補充裁判員1人が判決後に大津地裁で会見し「過去に比較できる事例がなく、非常に難しかった」と審理の苦悩を語った。

 「初めて被告人の顔を見たとき、そこらへんにいる男の子で驚いた」。60代男性は第一印象を振り返り、「審理が進むにつれて考えがまとまらなくなり、頭が痛かった」と振り返った。

 補充裁判員の30代男性は「未成年の犯行ということに引っ張られず、警察官が犯した犯罪ということを重要視した」と、社会的影響を指摘。20代男性も「未成年ということは気にしなかった」と明かした。

 20歳の元巡査は、今までの人生より長い刑期を控える。60代男性は「出所するころは被害者と同じ年代になる。そこから社会に貢献できるよう、22年間で考えてほしい」と話した。

【 2019年02月09日 09時00分 】

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