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艦これイベント人気「聖地」舞鶴にぎわう JRは臨時列車

多くの来場者でにぎわうイベントの会場付近(京都府舞鶴市北吸・舞鶴赤れんがパーク)
多くの来場者でにぎわうイベントの会場付近(京都府舞鶴市北吸・舞鶴赤れんがパーク)

 旧海軍の艦艇を擬人化したキャラクターが登場する人気ゲーム「艦隊これくしょん―艦これ―」のファンが京都府舞鶴市で定期的に開く同人誌販売イベントが、全国から訪れる来場者の飲食や宿泊で地域経済に好影響を与えている。2月の9回目は初めてJRが臨時列車を運行。地元関係者からは舞鶴の魅力発信の機会にと期待する声が上がる。

 2月10日にあったイベントでは、会場の舞鶴赤れんがパーク5号棟(同市北吸)は身動きが取れないほど来場者であふれ、飲食を扱う屋外の出店にも行列ができた。舞鶴での参加が5回目という会社員の男性(29)=札幌市=は「赤れんがの雰囲気とコスプレの相性が良い。海産物など食事もおいしくて評判だ」と何回も足を運ぶ理由を語る。

 イベントはファンでつくる東京の民間団体「SDF」が2013年から国内や海外の各地で開催している。旧海軍の鎮守府があった舞鶴はゲームでも名前が登場する「聖地」の一つ。特に人気の開催地といい、今回は主催者発表で約6千人が来場した。

 人の流れは赤れんがパーク周辺にも広がる。舞鶴市浜の七条商店街で精肉店を営む坂井康久さん(76)は「コロッケを買い求めに店内が満員になり、普段にないにぎわい。パークからは離れているが艦これの時は人が流れてきてうれしい」と喜ぶ。市内のホテルの関係者も「日程が決まるとすぐに予約が入り満室になる。宿泊する人が多いのでありがたい」と話す。

 今回はJRが来場者の多さから混雑を見込み、舞鶴線で臨時列車を運行した。市観光商業課は「ここまでの集客力があるイベントは珍しい。来場を通じて舞鶴の良さを知ってもらいたい」と期待する。

 SDFは「地方での開催の場合は入場を無料にして土産や飲食を楽しんでもらうようにしている。地元の人によくしてもらい大変ありがたい」としている。

【 2019年03月15日 17時55分 】

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