出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

京都・南座が踊れる「クラブ」に 客席フラット化で非日常空間

5月の南座「夜マツリ」のイメージ。DJによる音楽が流れる中、フラット化された1階で客が踊れるようになる=南座提供
5月の南座「夜マツリ」のイメージ。DJによる音楽が流れる中、フラット化された1階で客が踊れるようになる=南座提供

 昨秋新開場した南座(京都市東山区)が5月、今までの劇場の概念を一変させる“お祭り”空間になる。1階客席エリアに床をかぶせ、客席と舞台を同じ高さにする「フラット」化を初披露。体育館のようなアリーナが広がる中、夜はDJによるクラブミュージックを流し、客が踊れるクラブのような「非日常空間」をつくる。インバウンド(訪日観光客)も視野に国内外の客層を開拓し、南座の新たな可能性を探る。

 ■本物の水の流れる滝が舞台上に出現

 南座を運営する松竹が「京都ミライマツリ2019」と銘打つ新たなイベントの概要を19日発表した。

 5月12~25日の期間中、午後6時半―10時(金土日は11時まで)は「夜マツリ」と題して開場。人気店の飲食ブースも並ぶ。入場料2千円(金土日は3千円)。

 午前11時―午後5時半は「昼マツリ」と題して開場。本物の水の流れる滝が舞台上に出現し、プロジェクションマッピング技術で花火などを多彩に映す。来場者は、1階に並べられる机で滝を眺めながら飲食を楽しめる。鴨川沿いでは5月から「納涼床」が並ぶ中、南座内では“納涼滝”が味わえる趣向。歌舞伎のAR(拡張現実)体験も楽しめる。入場料は大人2千円、子ども1千円。

 ■400年の歴史のある日本最古の劇場

 南座は約400年の歴史のある日本最古の劇場。現建物は1929(昭和4)年築。3年前からの耐震改修で、新たに1階を「フラット」化できる仕掛けを導入した。歌舞伎の顔見世など伝統的公演は「古典のエキスを薄めずにきちんとやる」(南座)一方、新感覚の催しや公演を増やし、「今まで南座に来場したことのない新たなファン層を広げたい」としている。

 また、4月30~5月5日は「音マツリ」と題して、きゃりーぱみゅぱみゅ(4月30日)や人気講談師・神田松之丞(5月3日)らのライブを開く。一連の「―マツリ」は、松竹とイベント会社・アソビシステム、映像製作会社・ネイキッドなどが連携して製作する。

【 2019年03月19日 13時00分 】

ニュース写真

  • 5月の南座「夜マツリ」のイメージ。DJによる音楽が流れる中、フラット化された1階で客が踊れるようになる=南座提供
  • 「昼マツリ」では本物の滝が流れる中、飲食を楽しめる=南座提供
  • 1階客席がフラット化された南座=昨年10月の試験時
京都新聞デジタル版のご案内

    地域のニュース

    全国のニュース