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目標は日本一「五輪はその先に」 MTBプロ・沢田

生まれ育った滋賀の琵琶湖岸でバイクを走らせる沢田(滋賀県守山市)
生まれ育った滋賀の琵琶湖岸でバイクを走らせる沢田(滋賀県守山市)

 マウンテンバイク(MTB)のジャカルタ・アジア大会代表の沢田時(とき)(チームブリヂストンサイクリング、草津東高出)が「日本一」を目標に掲げ、東京五輪代表選考レースとなる今季に挑む。7月の全日本選手権に照準を合わせつつ、「五輪はその先にある」とペダルをこぎ続ける。

 滋賀県野洲市出身。高校卒業後、プロチーム「ブリヂストンアンカー」(当時)と契約し、欧州に渡った。2012~15年まで海外レースを中心に経験を積み、現在は長野県に拠点を移して練習している。

 転機は16年6月。世界選手権(チェコ)のコースを試走中に転倒して鎖骨を折り、2週間後に迫っていた4連覇が懸かる全日本選手権U―23(23歳以下)を断念した。悔しさをリハビリと室内トレーニングにぶつけ、迎えた同9月。国内復帰戦を優勝で飾ると、同12月はオフシーズンのトレーニングと位置づけるシクロクロスの全日本選手権も1位に輝いた。「けがを乗り越え、心身ともに強くなれた」と振り返る。

 一方、昨季は全日本選手権5位、ジャカルタ・アジア大会6位と大事な試合で力が発揮できず「悔しい1年だった」と話す。

 MTBのクロスカントリーは持久力とともにスタート直後の位置取りがレースを大きく左右する。粘りの走りが長所だが、最初に出遅れて追い上げが難しい展開が多く、「弱点に焦点を当てる」と初めて専属コーチに指導を依頼。自己流だった練習を見直し、スタートダッシュの爆発力を高めている。

 五輪に向け、5月以降の主要大会で結果を残し、UCI(国際自転車競技連合)個人ランキングポイントを重ねる必要がある。年間を通じて好調を維持しなければならない難しいシーズンを迎えるが、「焦らずに実績を積み重ね、日本一の信頼を得て五輪に向かいたい」と沢田。25歳のプロライダーの決意は固い。

【 2019年04月05日 17時30分 】

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