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子どもの食物アレルギー、動画でサポート 症例や自己注射説明

研修動画の一場面。「エピペン」の打ち方などを紹介している
研修動画の一場面。「エピペン」の打ち方などを紹介している

 食物アレルギーに悩む子どもの増加を受けて、滋賀県立小児保健医療センター(守山市)が、研修動画「30分でわかる!子どもの食物アレルギー入門」を作成した。同センターが手掛けた実際の症例や治療の情報を盛り込み、短時間で基本的な知識を得られる内容になっている。

 研修動画は、同センターが昨年3月に県の「アレルギー疾患医療拠点病院」に指定されたのを機に、医師と専門看護師が考案した。5部構成で、食物アレルギーの基本と緊急時対応、具体的事例、治療方法、参考資料を30分ほどにまとめている。

 原因食物の誤食で命の危険をもたらすアナフィラキシーショックの際に使う自己注射薬「エピペン」の説明では、空のペットボトルに噴射する映像でイメージが湧くように工夫した。症例は6ケースで、牛乳アレルギーの子どもが外食先でシャーベットを食べて発症したり、牛乳抜きを確認したはずの米粉クッキーで呼吸困難になったりした例を紹介。従業員がバニラアイスをすくったスプーンを使い回した、クッキーにバターが使われていた―などによる乳成分混入が疑われたという。

 近年では原因食物を除去するだけでなく、少量から食べることでアレルギーが改善されるという考え方が主流になっているという。同センターの楠隆小児科主任部長兼診療局長は「医師の指導の下、食べられる範囲で食べていこうというメッセージを込めた。保護者や教育関係者、外食産業に携わる人に見てほしい」と話す。

 同センターが運営する小児アレルギー情報サイト「子どものアレルギー情報センターしが」で視聴できる。

【 2019年04月26日 19時46分 】

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