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「とても素直な子で‥何も言えない」園児2人死亡の保育園長会見

園児が死傷した事故について涙ながらに記者会見するレイモンド淡海保育園の関係者(8日午後6時ごろ、大津市内)
園児が死傷した事故について涙ながらに記者会見するレイモンド淡海保育園の関係者(8日午後6時ごろ、大津市内)

 大津市で車同士が衝突したはずみで歩道の保育園児と保育士15人が死傷した事故で、「レイモンド淡海保育園」(同市萱野浦)が8日午後6時から、同市内で記者会見した。保育園を運営する法人の前田効多郎理事長は「このような痛ましい事故に大変驚き、亡くなった園児の未来を思うと残念でならない」と声を詰まらせた。

 事故は8日午前10時15分ごろ、大津市大萱6丁目の丁字路で発生。軽乗用車と乗用車が正面衝突し、はずみで軽乗用車が近くの歩道を歩いていた同園の園児13人と保育士3人の計16人の列に突っ込んだ。滋賀県警大津署によると、計15人が病院に搬送され、大津市大江の伊藤雅宮(がく)ちゃん(2)と、原田優衣ちゃん(2)が死亡。園児の男女2人が重体、園児と保育士女性2人が重軽傷を負った。

 会見でレイモンド淡海保育園は、夜に保護者説明会を開き、9日は休園することと、当面、散歩を取りやめると話した。

 近くの同園から午前10時すぎ、いつもの散歩コースに出発。15分後、琵琶湖の岸の方へ行くため信号を待っている時に突然、車が子どもたちに突っ込んできた。散歩は45分で戻るはずだった、という。

 亡くなった雅宮ちゃんと優衣ちゃんについて若松ひろみ園長は「とても素直でいつも笑顔を絶やさない子でした。いつも園長先生、といってくれるかわいい子でした‥これ以上何も言えないです。ごめんなさい」と、涙声を詰まらせた。被害に遭ったのは、うさぎ組の13人。まだ救急搬送され治療中の子どもたちについて同園は「一日も早い回復を」と祈った。

【 2019年05月08日 18時25分 】

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