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仁和寺復興に治世の願い、徳川家と関わりも 京都で講演会

仁和寺観音堂の修復終了の記念講演会で行われたパネルディスカッション(12日、京都市中京区・京都新聞文化ホール)
仁和寺観音堂の修復終了の記念講演会で行われたパネルディスカッション(12日、京都市中京区・京都新聞文化ホール)

 仁和寺(京都市右京区)の重要文化財・観音堂の修復工事終了を受けた落慶記念講演会「仁和寺に学ぶ文化の継承」が12日、中京区の京都新聞文化ホールで開かれた。徳川記念財団理事の徳川家広さんが、応仁の乱で焼失した同寺の伽藍(がらん)を幕府が復興したいきさつなどから、徳川家と仏教の関わりについて説いた。

 徳川宗家19代目の家広さんは、応仁の乱以降、豊臣秀吉に至る時代を「家柄に関係ない才覚本意の世を開いたが、無慈悲さが社会を荒廃させた」と総括し、「家康は疲弊した人心を手当てし、和の精神を広げるため、仏教を治世の基礎に置いた」とした。

 3代将軍家光の時代に手掛けた同寺の復興について「(天皇家とゆかりの深い)門跡寺院を復興することは、平和な日本を再建したことを世に示す意味もあった」と持論を述べた。

 瀬川大秀門跡が同寺の教えなどについて説明したほか、二人も登壇したパネルディスカッションもあり、約350人が聞き入った。

 同寺の観音堂は2012年から初の大規模修理が行われ、15日から落慶法要が行われる。

【 2019年05月13日 16時11分 】

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