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大久保利通の茶室、解体工事始まる 将来的に再建目指し部材保管

移築保存に向けた解体工事が始まった大久保利通の茶室「有待庵」(3日午前9時24分、京都市上京区)
移築保存に向けた解体工事が始まった大久保利通の茶室「有待庵」(3日午前9時24分、京都市上京区)

 京都市が実質的に所有管理する方針を示した大久保利通の茶室「有待庵」(上京区)の解体工事が3日午前に始まった。移築保存に向けた作業は9日まであり、市は所有者から寄付された主要部材を一時的に保管し将来的に市有地などへの再建を目指す。

 工事は午前8時半すぎから開始。市文化財保護課職員が立ち会う中、市の委託業者が主要部材に番号を貼り付け、工事の足場を整えた。門川大作市長や国際日本文化研究センターの磯田道史准教授らも現場を視察した。

 茶室は1866(慶応2)年から68(明治元)年まで大久保が使っていた旧邸跡にあり、薩長同盟が結ばれた小松帯刀(たてわき)の邸宅「御花畑(おはなばたけ)」から移築されたと伝わる。住宅の建て替え工事に際して敷地内で現存が確認された。所有者が5月29日、市による保存活用を求めて建物と庭石などの寄付を申し出て、指定・登録されていない文化財を市が所有管理する異例の対応となった。

【 2019年06月03日 11時46分 】

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