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容保公よ、永遠なれ 会津藩ゆかり金戒光明寺塔頭に石像建立

幕末の京都で亡くなった会津藩士をまつる墓地に設置された会津藩主松平容保の石像(京都市左京区・西雲院)
幕末の京都で亡くなった会津藩士をまつる墓地に設置された会津藩主松平容保の石像(京都市左京区・西雲院)

 幕末の京都で命を落とした会津藩士らを祭る金戒光明寺(京都市左京区)塔頭の西雲院内「会津藩殉難者墓地」に会津藩主松平容保の石像が建立された。9日に除幕式があり、福島県・会津地方出身者らでつくる京都会津会の会員が静かに手を合わせた。

 同院の殉難者墓地には、鳥羽伏見の戦い(1868年)をはじめ62年から67年までの5年間に亡くなった会津藩の武士や女性が祭られている。2002年に京都会津会が創立100周年を迎えた際に墓地整備などのため募金が寄せられ、余剰金が石像の建立に充てられた。

 高さ約1・2メートルの石像は、容保が京都守護職を務めていた頃の陣羽織姿の写真を基に、高松市在住の石彫師和泉良照さん(70)がきりりとした表情に仕上げた。素材は高松特産の庵治(あじ)石で、参拝者と目線が合うよう高さ約0・75メートルの台座にのせられている。

 9日は会津藩士をしのぶ法要に続いて除幕式があり、松平家14代当主松平保久(もりひさ)さん(65)ら約100人が真新しい像のお披露目に立ち会った。像を目にした松平さんは「容保公の石像建立は全国でも例がなく、とてもうれしい。墓地に眠る人たちを見守るように設置され、み霊も大変喜んでいるのでは」と完成を喜んだ。

【 2019年06月11日 09時57分 】

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