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高速道路高架下でBBQ問題ない? 火気禁止通じず、ごみも放置

宇治川沿いでバーベキューの人気スポットとなっている高架下。橋脚や周囲にはごみの持ち帰りを訴える掲示がある(宇治市莵道)
宇治川沿いでバーベキューの人気スポットとなっている高架下。橋脚や周囲にはごみの持ち帰りを訴える掲示がある(宇治市莵道)

 宇治川を渡る京滋バイパスの高架下(宇治市莵道)が、バーベキューの人気スポットになっている。一方、ごみの放置に憤慨する近隣住民もいる。河川敷を毎日散歩し、京都新聞社の双方向型報道「読者に応える」に疑問を寄せた同市の男性(60)と、現地を訪ねた。

 京滋バイパスと側道(市道)の高架下に、がらんとした空間が広がる。雨風や直射日光を避けられ、確かにバーベキューに良さそうな場所だ。この日は平日の昼前だったが、2グループが楽しんでいた。

 近くには大型スーパーがある。男性は「食材を調達しやすく、駐車場やトイレもあるので便利なのだろう」。辺りに漂うにおいや、夏場の夜に響く花火の音も気になるという。

 管理者の国土交通省淀川河川事務所(大阪府枚方市)によると、京都府の条例で規制している府立宇治公園(宇治市宇治)を除き、宇治川河川敷でのバーベキューは法令上問題ない。一方、NEXCO西日本は「橋脚付近での火気使用禁止」と掲示し、「道路の構造物に損害を与える可能性があり、使用を控えていただきたい」とする。ただ「法的規制はなく、あくまでお願い」という。

 近隣住民や関係機関が問題視するのが、ごみの放置だ。同事務所にも苦情が寄せられ、現場に「不法投棄禁止」と記した看板を立てている。「河川パトロールは毎日行っている。ごみが多いのは認識しており、注意喚起は継続していきたい」

 後日、現場を訪れると近くに住む男性(80)が紙皿やたばこの吸い殻を拾い集めていた。清掃は週2、3回といい、「掃除をしている人は他にもいる。それほどごみが多い」と嘆く。

 週1回、NEXCO西日本と週替わりでこの場所のごみを回収している宇治市によると、最近は45リットル2~4袋分になるという。過去には軽トラック2台分のごみが出たこともあったとし、市は「利用者のモラルに任せるしかない部分がある」とする。(堤冬樹)

【 2019年07月06日 10時00分 】

ニュース写真

  • 宇治川沿いでバーベキューの人気スポットとなっている高架下。橋脚や周囲にはごみの持ち帰りを訴える掲示がある(宇治市莵道)
  • 男性が集めたごみ。バーベキューで出たとみられる紙皿や容器のキャップが含まれていた。宇治市やNEXCO西日本が回収している
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