出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

「暫」や「小町」に芸妓が 行列「ねりもの」の衣装を展示

1960年の「ねりもの」で使われた歌舞伎「暫(しばらく)」の衣装(右端)や小野小町(中央)の衣装=京都市中京区
1960年の「ねりもの」で使われた歌舞伎「暫(しばらく)」の衣装(右端)や小野小町(中央)の衣装=京都市中京区

 かつての祇園祭の山鉾巡行風景や芸妓による行列「ねりもの」の様子を写真や図絵で紹介する展示が20日、京都市中京区の「NTT西日本三条コラボレーションプラザ」で始まった。京都の祭事を研究する「都のまつり文化研究会」が祇園祭創始1150年に合わせて企画し、豊富な史料で祭りの歴史の一端に触れられる。

 「ねりもの」は祇園祭の神輿(みこし)洗いの際、物語や歴史上の人物に扮(ふん)した芸妓が八坂神社の氏子地域を練り歩いた行列。江戸時代中期ごろから始まったとされ、中断と再興を繰り返し1960年を最後に途絶えている。

 展示では祇園東お茶屋組合が所有する戦後のねりもの着用衣装3点のほか、江戸期から昭和期までの行列の図絵を紹介。2台の山車や傘持ちなどとともに歩く豪華な行列の様子を伝える。

 三条通や松原通など現在は通らない巡行コースで撮られた写真もあり、研究会顧問の島田崇志さん(80)は「衣装をまとまった期間に展示するのは行列が途絶えてから初めて。間近でじっくり見てほしい」と話す。

 28日まで、午前10時~午後8時(25~28日は午後5時まで)。入場無料。

【 2019年07月20日 20時30分 】

ニュース写真

  • 1960年の「ねりもの」で使われた歌舞伎「暫(しばらく)」の衣装(右端)や小野小町(中央)の衣装=京都市中京区
京都新聞デジタル版のご案内

    地域のニュース

    全国のニュース