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ヒマワリで福島支援 農業高で400本栽培、収穫の種NPOへ

被災地支援の一環で生徒たちが育て、公開が始まったヒマワリ(滋賀県長浜市名越町・長浜農業高)
被災地支援の一環で生徒たちが育て、公開が始まったヒマワリ(滋賀県長浜市名越町・長浜農業高)

 長浜農業高(滋賀県長浜市名越町)の生徒が、東日本大震災で被災した福島県のNPO法人「シャローム」を支援しようと、ヒマワリの栽培に取り組んでいる。現在、約400本が同高の農場で大輪の花を咲かせており、20日、公開を始めた。今後、種を収穫して同法人にオレイン油に加工してもらい、同高で販売する。

 同法人は障害者の活動支援を行い、栽培したヒマワリの種からオレイン油を作って販売し、活動資金にしていた。しかし、大震災と原発事故による土壌汚染で栽培できなくなった。そこで各地から種を集めるようと、2012年3月、「ひまわりプロジェクト」を立ち上げた。全国から支援者を募り、現在は300以上の個人や団体に支援が広がっている。

 地域間交流を学ぶ長浜農業は今春、支援の輪に加わった。園芸科の生徒が5月に150平方メートルの農場に種をまいた。順調に育ち、約2メートルの高さに成長した約400本が誇らしげに咲いており、8月初旬ごろまでが見頃という。

 種30キロから約8キロの油が取れるといい、生徒たちは、秋に種を収穫し、同法人に送る。加工してもらったオレイン油を買い取り、11月に同高で販売して、収益を来年度のヒマワリ栽培費用にする。同高3年の北川大登さん(18)=長浜市=は「土壌汚染に苦しむ福島県の人たちは大変だと思う。自分たちで育てたものが少しでも役に立てたら」と話した。

【 2019年07月21日 10時50分 】

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