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地下鉄北山駅近くに舞台芸術拠点 複数劇場に飲食店やホテルも 

中小規模の劇場などが集う「シアターコンプレックス」整備が予定される旧府立総合資料館(京都市左京区)
中小規模の劇場などが集う「シアターコンプレックス」整備が予定される旧府立総合資料館(京都市左京区)

 京都府が、府立総合資料館跡地(京都市左京区)を舞台芸術の創造・発信拠点として整備する計画を進めている。複数の小規模劇場や演劇練習場などに加え、飲食店やホテルなどを複合的に整備する「シアターコンプレックス」構想で、舞台芸術の活性化や、地域のにぎわい作りにもつなげる狙いだ。

 同資料館は2016年に閉館した。跡地は敷地面積約1万4千平方メートル。周囲には府立植物園や京都コンサートホールなどがあり、府は「北山文化環境ゾーン」として整備を進めている。近年、府内では小劇場の閉鎖が相次ぐほか、演劇公演などで稼働率が高い府立文化芸術会館(上京区)の老朽化も進んでいるため、府は「舞台芸術機能が府内に不足している」として整備方針を決めた。

 施設の詳細は検討中だが、客席数50~100人程度の小規模ホールや450人前後の中規模ホールなどを整備する案などを想定している。立ち上げたばかりの劇団が公演や練習をしたり、一定規模に成長した劇団が公演するなど、北山を舞台に劇団が育つような仕掛けにするという。

 舞台芸術に加え、絵画や工芸などの視覚芸術も集積できるよう、創作ホールや展示空間も設ける。ホテルや飲食店なども整備する方針で、今後4年以内に進める。府文化政策室は「まだ検討段階だが、府内の他の劇場などとも連携やすみ分けをしながら、創作、発表の好循環が生まれる拠点にしていきたい」としている。

【 2019年09月11日 16時00分 】

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