カンボジア衣料製造協会がEBA貿易プログラムの一部停止でEUに不満を表明

AsiaNet 82907 (0230)

【プノンペン(カンボジア)2020年2月18日PR Newswire=共同通信JBN】カンボジア衣料製造協会(The Garment Manufacturers Association in Cambodia、GMAC)は欧州委員会が2020年2月12日に発表の、カンボジア向け「Everything But Arms(EBA)」貿易プログラムを一時停止する決定に対して失望している。

EBAにより、欧州連合(EU)諸国はカンボジアから、(武器以外の)製品を関税と数量制限なして輸入することができる。このプログラムの主な受益者は、GMACに代表されるカンボジアの衣料と旅行用品のセクターである。この産業はカンボジアの製品総輸出の約75%、EU向け輸出の約90%を占めている。EUはGMACを代表とするメーカーが製造する商品の最大の市場である。

現在、EBA貿易特恵の恩恵を受けるセクターでの雇用は75万人を超え、何百万人ものカンボジア人を貧困から救い上げることに寄与している。その労働者の大多数は家庭を切り盛りし、子どもの健康と福祉の世話をする女性であり、同国の20%以上の家庭に直接的な収入サポートを提供している。

われわれは欧州委員会と欧州議会のメンバーに対し、約20年前にEBAが制定されたときに基礎となった開発援助、貧困の削減、雇用の尊厳という価値と目標を考慮し、彼らの決定を再考するよう強く要請する。EBAプログラムはこうした目的を達成する上で、カンボジアで明確な成功を収めてきた。部分的に撤退するとの2月12日の発表は失業へと直結することでしかなく、それは労働者、特に女性の生活に影響する。

EBAプログラムの相互誓約の一環として、GMACは労働法の順守と労働条件に透明性と説明責任の文化を確立した。GMACは国連の国際労働機関(ILO)を迎え入れ、国家的、国際的な労働要件によってわれわれの工場のコンプライアンスに関する査察プログラムを確立した世界初の組織であり、それは後に「カンボジアモデル」として知られるようになった。EU市場に特恵アクセスの恩恵を受けるいかなる国家のセクターも、ILOとの協力においてこれに勝る記録を残していない。

また、GMACはカンボジアの調停委員会の効果的な運営、そして労使関係の革新などをサポートし、われわれのセクターにおける力強い労働組合運動の発展を支援した。

GMACは人権政策を向上させるというEUの関与を尊重し、支持している。残念なことに、数十万人ものカンボジア人への支援を急にやめることは、とるべき道ではない。

EUの決定は、われわれの貿易の状況に混乱を発生させるものだ。それはバイヤーに、はるかに弱い労働組合の制度しかない国から調達する動機を与えてしまうだろう。それは何万人もの労働者で失業を発生させ、そのほとんどは労働組合員である。この国での貧困が増え、他の労働者の賃金と利益を改善することが困難になるだろう。

GMACのメンバーはこれまでに行った貢献を誇りに思っており、これからもカンボジアの経済を発展させるだろう。われわれは長い間、生活をより良くしようという決意は頭上に屋根があり、テーブルに食事があることから始まると理解してきた。

われわれは、持続的な発展ならびに貧困から立ち上がり、仕事を得て、権利を向上させて家庭を守る何十万ものカンボジア人のために、EUがわれわれのセクターにおけるEBAの恩恵を、完全な形で速やかに元に戻すよう要請する。

▽GMACについて
GMACは、75万人の労働者を直接雇用するカンボジアにおける580を超える衣料、履物、旅行用品製造施設を代表している。GMACの使命は、商品の品質と労働者の生活の質で最高基準を順守することにより、カンボジアを競争の激しいグローバル市場で優先パートナーにすることである。
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ソース:The Garment Manufacturers Association in Cambodia (GMAC)