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【マニラ(フィリピン)2020年3月30日PR Newswire=共同通信JBN】フィリピン共和国財務省のカルロス・ドミンゲス財務相は、アジア開発銀行(ADB)の各総務に対し、新型コロナウイルス(COVID-19)関連の健康緊急事態とそれがもたらすいかなる経済低迷にも対処する措置を実施する上で、浅川雅嗣総裁に一層の裁量を付与するよう要請した。

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ADB総務に宛てた書簡の中でドミンゲス氏は、同機関の予算の扱いと危機関連のイニシアチブの認可について浅川総裁に「妥当な範囲内で」一定の余地を与えることは「COVID-19とそれに続く経済低迷との闘いにおいてアジア開銀がタイムリーで果断な行動をとることを保証する上で非常に効果がある」と述べた。

ドミンゲス氏は他の67人のADB総務に送信した電子メールの中で「現在はこれまでにも増して、ADBの公言した機能が最高水準の効率と有効性で実行されることを確かなものとする上で、ADBの総務会であるわれわれがADBマネジメントを支援する責務を果たす必要がある。このため私は総務の皆さんに要請する。われわれが信頼を寄せるADB総裁と開発銀行のマネジメントに対し、極めて即応的に危機に対応する上で開発途上の加盟国・地域の各政府と協力して取り組む権限を付与することを」と述べた。

書簡のコピーは浅川総裁にも送られた。

ドミンゲス氏は「非常時には特別な措置が必要だ。開発銀行の予算配分、危機関連のプログラムとプロジェクトを認可する権限などの行政事項に関して、妥当な範囲内である程度の裁量が総裁に与えられるべきだ」と述べた。

ドミンゲス氏は、COVID-19により発生した世界的な健康危機は各国政府に優先順位を再考させ、「世界的懸念への対処法のパラダイムシフトを余儀なくした」と指摘した。

ドミンゲス氏は、今回の危機の渦中およびその後においてADBは他の開発機関の中にあって「一層断固たる態度を取る」必要があると述べた。

同氏は「これはわれわれADB総務会に、そのビジョンを実現するために大胆な行動を取ることを求めるものである」と述べた。

COVID-19に打ち勝つには抜本的な措置が求められており、ドミンゲス氏は、2月初旬以降浅川総裁の下で実行されたADBの一連の果断な措置は、強いリーダーシップが実行された際には「多くの人々の人生に違いをもたらす」ことができることを証明していると語った。

ドミンゲス氏は「国際金融機関の中でも、ADBはCOVID-19に打ち勝つのに役立つ果断な対策の最前線にある」と述べた。

ドミンゲス氏は、加盟国・地域に対し65億米ドルの支援パッケージ、補助金、民間部門融資を提供したことに加え、ADBは市民に対しCOVID-19の影響について適時の経済分析情報を定期的に提供し続け、ウイルスに起因する危機への世界的な解決策の創出について国際機関および開発パートナーとの対話を続けていると言及した。

同氏は「われわれが、ADB総務会とマネジメントが迅速さとすさまじい決意で緊密に協力し、明確なガイダンスと指示でリードするのを目にするのは、こうした困難な時期においてである」と述べた。

ドミンゲス氏は「不休で取り組み、ウイルス拡大の封じ込めに奮闘する途上加盟国・地域のニーズに迅速に対応している」ことに対し、浅川総裁とABD総務会、マネジメントおよびスタッフに謝意を述べた。

ドミンゲス氏は、フィリピンでは国民の安全を確かなものとし、COVID-19による健康、経済、社会への影響を緩和するために、政府が積極的な対策を実施していると述べた。

ドミンゲス氏は「われわれは、COVID-19の健康上の影響に対処する緊急性のその中にあるが、各政府と指導者が直面している更に大きな試練は、この大流行の結果として起こる不可避の経済低迷にいかに一丸となって対処するかである」と語った。

ソース:Philippine Department of Finance